医院開業のメリットデメリット
2021.12.10
多くの医師にとっての大きな目標のひとつが、自分自身の医院を持つことでしょう。
開業にはさまざまな苦労が伴いますが、それと同時に多くのやりがいや魅力もあるものでしょう。
「自分の城」を持つことは、勤務医としては決して得られない仕事のやりがいを得ることにつながるものです。
医院開業を検討する際には、ご自身の目的をしっかりと整理し、開業のメリットとデメリットを整理することが大切です。
そのためこの記事では、多くの医師が開業を目指す理由や、開業のメリットとデメリットにして解説します。
ご自身の医院を持とうと検討している方は、ぜひご参考にしてください。
多くの人が開業に踏み切る理由
開業といえば楽しいことだけではもちろんなく、勤務医には経験することができない苦労が多々あるものでしょう。
それでも多くの先生が開業に踏み切るのは、なんといっても自身が追い求める「理想の医療」を追求するためです。
日本医師会の2009年9月30日の定例記者会見によると、アンケートを取った開業医の42.4%が、理想の医療の追及を求めて開業をしています。
開業医の実に半数近くが、ご自身の理想を追い求めて、自分の医院を持つに至っているのです。
自分の医院を持つことで全てに対して裁量権を持つことができ、ひとつひとつのことを自分の思い通りに追求していくことができます。
患者ひとりひとりと向き合い、自分の理想とする医療を実現できることは、開業をする大きな目的のひとつだといえるでしょう。
医院開業のメリット
医院を開業するメリットとしては、以下のようなことが挙げられるでしょう。
メリット
- ・自分の理想の医療を追求できる
- ・地域医療への貢献ができる
- ・ワークライフバランスの実現が期待できる
- ・好きな場所で仕事ができる
- ・やり方次第で収入が青天井
- ・「自分の城」を持ったという満足感が得られる
医院開業の魅力としてはまず、先ほどご紹介した「理想の医療の追及」が挙げられるでしょう。
医師になった際に持っていた志や、勤務医として働くなかで抱いた想いを実現するため、開業を選択する先生は多くいます。
自身の裁量でさまざまなことを決められ、好きな場所で地域医療に貢献することなども可能です。
仕事の量も自分次第の部分が大きく、医師としての人生と、医療を離れたひとりの人間としての人生の両立を実現できます。
また、開業医になる魅力としては、収入の面も非常に大きいといえるでしょう。
開業医の場合は、経営手腕によっては収入の上限がありません。
頑張った分だけ収入を増やせる可能性がある点は、大きな魅力です。
医院開業のデメリット
医院を開業するデメリットとしては、以下が挙げられるでしょう。
デメリット
- ・経営責任が伴う
- ・診療以外の仕事もする必要がある
- ・自分の代わりがいない
- ・収入が安定しない
経営責任が伴う点は、開業の大きな注意点です。
経営状態によっては閉院の危機に陥ることもあり、従業員の生活への責任を感じることもあるでしょう。
また、医師としてだけではなく経営者としての仕事もしなければなりません。
従業員の採用やその他の仕事も、院長であれば行う必要があります。
自分の代わりがおらず、突発的に休むことはなかなかできないでしょう。
そして、自分で事業を行う以上、どうしても収入が安定しない点も、デメリットではあります。
「多くのことが自分次第」という点はデメリットでもあり、メリットでもある点でしょう。
開業医と勤務医の年収やメリットとデメリット
医院開業におけるメリットデメリットは、開業医と勤務医の違いをより細かく見ることで理解がしやすくなるかもしれません。以下の記事では、勤務医と開業医の平均年収もご紹介しています。
医院開業のメリットデメリットを比較検討しましょう!
今回は、医院開業のメリットとデメリットについて解説してきました。
ご自身の医院を開設するかどうかの判断をするための、良い材料となりましたでしょうか?
医院開業にはデメリットもありますが、同時に大きな魅力もあるといえるでしょう。
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