クリニックの集客に効果的な4つのSNSの活用方法
2022.2.1
クリニックを選ぶとき、患者さんはどのような行動をしているのでしょうか。
多くの患者さんは、インターネットでホームページや口コミ情報を参考にクリニックを選択しています。
とくに若年層を集客するためには、SNSの上手な活用が重要となります。
本記事では、クリニックの集客におけるSNSの活用の仕方、メリット、使用するうえでの注意点などを解説していきます。
クリニックがSNSを利用するメリット・デメリット
まず、クリニックがSNSを利用する際に集客面で得られるメリットから見ていきましょう。
SNSを利用するメリット
SNSには誰でも気軽に利用でき、集客につながりやすいというメリットがあります。
SNSを利用するメリット
- 無料で利用できる
- すぐに利用できる
- 認知度を拡大できる
- ブランディングができる
- リアルタイムで発信できる
- コミュニケーションツールとして活用できる
順番に解説します。
メリット①無料で利用できる
SNSは基本的に無料で利用できます。
費用がかからないので、とりあえず試しにやってみるのも一つの方法です。
メリット②すぐに利用できる
ホームページは完成するまでに2〜3ヶ月程度かかる場合もありますが、SNSならアカウントさえ作成すればすぐに始められます。
メリット③認知度を拡大できる
「いいね」と思ってもらえる情報は、拡散してもらえる可能性があります。
そうなれば、フォロワー以外の不特定多数の目に触れる可能性があるので、クリニックの認知度を高めてくれるでしょう。
メリット④ブランディングができる
SNSで情報を公開すれば、そのクリニックを自然と目にする機会が増えるでしょう。
そのうえ興味を持ってもらえれば、実際に訪れてくれる可能性もあります。
メリット⑤リアルタイムで発信できる
その日にあった出来事や急な診療時間の変更などをリアルタイムで発信できるので、それを見たユーザーの親近感や信頼感につながり、来院のきっかけになるかも知れません。
メリット⑥コミュニケーションツールとして活用できる
多くの患者さんも個人でアカウントを持っているケースが多いので、患者さんの意見をダイレクトに聞けます。
SNSを利用するデメリット
SNSはメリットも多い反面、デメリットも頭に入れて注意して運営しましょう。
SNSを利用する3つのデメリット
- 運営に時間がかかる
- 炎上のリスクがある
- 効果はすぐには出ない
一つずつ説明します。
デメリット①運営に時間がかかる
SNSを運営するにはある程度の知識と時間が必要です。
医師やスタッフの負担になりすぎないよう、できるところは業者に依頼する必要もあります。
デメリット②炎上のリスクがある
不適切な発言などが意図せぬ形で拡散されてしまうケースも否定できません。
あらかじめクリニック内で運営ポリシーなどを定めておくと良いでしょう。
デメリット③効果はすぐには出ない
SNSを始めたばかりの頃は、フォロワーは0人が当たり前です。
投稿しても誰も見てくれない日もあるかも知れません。
それでも堅実に魅力の発信を続けていけば、少しずつファンが増えてくるかも知れません。
長い目を持って運営をしていく必要があります。
SNSの特徴と使用例
一口にSNSと言っても、それぞれ対象や用途により使い分けが重要です。
主要なSNS(Twitter、Facebook、LINE、Instagram)の特徴とクリニックでの使用例をご紹介します。
Twitterは短文(140字以内)で投稿するリアルタイム性が高いです。
ほとんどが匿名アカウントのため、フォローやリツイートがされやすく、不特定多数への拡散が期待できます。
その反面、炎上する危険性も高いので投稿内容に注意が必要です。
Twitterの特徴
気軽にリアルタイムの状況を発信できることが特徴です。
Twitterの特徴
- 投稿はリアルタイムに反映される
- 短文(140文字)の制限がある
- 匿名での利用が多い
- 気軽な内容が多い
- リツイートで拡散が期待できる反面、炎上の危険もある
炎上の危険性に留意してうまく活用しましょう。
Twitterの使用例
クリニックでのTwitter使用例です。
Twitterの使用例
- 健康についての豆知識
- 予防接種など季節に合わせたお知らせ
- 公式サイトの案内
短文で伝わりやすい内容が向いています。
Facebookは実名での登録がメインで信頼性が高いです。
若年層の浸透率は低く、中高年層の利用が多い傾向にあります。
Facebookの特徴
ビジネス向きで堅い内容に向いています。
Facebookの特徴
- 実名での利用が多い
- ビジネスでの利用が多い
- 炎上しにくい
- 投稿した内容はSEO対策になる
- 「いいね」と「シェア」ボタンがあり拡散の期待もできる
炎上しにくいのでクリニックの集客に利用しても安心です。
Facebookの使用例
クリニックの集客でのFacebook使用例です。
Facebookの使用例
- 健康についての豆知識
- 予防接種など季節に合わせたお知らせ
- 公式サイトの案内
公式サイトに誘導しやすいのがFacebookの特徴です。
LINE
LINEの利用者の年齢層は幅広く、ユーザー数も圧倒的に多いサービスです。
ビジネス向けの公式アカウントもあります。
またLINEは開封率が高いとされています。
発信する時間帯などに気をつけながら利用すれば、効果的なツールとなるでしょう。
LINEの特徴
ユーザー数の多さならLINE一択です。
LINEの特徴
- 使用している年代が幅広い
- 開封率が高い
- 配信する時間帯などは気をつける
- メッセージは月1,000通までは無料(それ以上は有料)
ビジネスアカウントもクリニックの集客のためには使いやすいでしょう。
LINEの使用例
クリニックでのLINEの使用例です。
LINEの使用例
- 休診情報などの配信
- 医師からのコラムや健康情報の発信
- チャットボット機能
また、チャットボット機能で問い合わせに対応できる点もLINEの特徴です。
Instagramは、写真や動画をメインのツールとした若年層の女性ユーザーをターゲットとしています。
おしゃれなレストランや場所などをアピールすることによって得られる集客効果は抜群です。
医療機関なら、美容皮膚科や美容外科などの治療法や効果を載せると良いでしょう。
また、産婦人科なら院内設備や入院食の様子など、患者さんの興味に沿った投稿をするのも効果的です。
Instagramの特徴
女性をターゲットにしたクリニックにおすすめです。
Instagramの特徴
- 写真・動画の共有が盛ん
- 若年層の女性ユーザーがメイン
- ハッシュタグ(#)をつけて投稿や検索可能
施設などをアピールするならInstagramが良いでしょう。
Instagramの使用例
Instagramの使用例
- クリニック独自の取り組みのPR
- 院内の雰囲気を紹介
- 患者さんとのコミュニケーション
言葉では伝えきれない雰囲気を伝えるのに最適です。
SNSを使用する際の注意点
SNSは相互のコミュニケーションを楽しむサービスですが、いい反応ばかりではなくクレームや炎上といったネガティブな反応もあるので、注意が必要です。
また、SNSは一度投稿してしまうと一気に拡散してしまうリスクがあります。
リスクを減らすためにも運用上のルール(必ず院長が投稿する、決められた日時にのみ投稿するなど)を決めておくと良いでしょう。
SNSを使用するうえで効果的なデザインのポイント
SNSを使用するうえで大切なデザインのポイントがあります。どんなクリニックか想像してもらうため、また興味を持ってもらうため、クリニックのロゴマークが大切になってきます。
こちらでクリニックのロゴマークは必要なのか。またデザインのポイントを紹介していますので、
さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
SNSを上手に使ってクリニックの集客・ブランディング化
いかがでしたでしょうか。
SNSを上手に利用していけば、他院との差別化やクリニックの認知度の拡大など、多くのメリットが生み出せるでしょう。
一方、使い方によってはクレームや炎上などの危険性もあるので、それぞれのSNSのメリット・デメリットを理解したうえで活用する必要があります。
ルールを守って上手に利用すれば、クリニックのブランディングに役立つツールとなるでしょう。
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