「実習、研究、国試、そして薬学生就活……。いつから何を始めればいいの?」
そんな不安を抱える薬学生の皆さんに向けて、就活スケジュールを作成しました。
現在の薬学生就活市場は「早期化」が加速しており、のんびりしていると希望の枠が埋まってしまうことも。こちらを参考に、ぜひ早めに準備を進めてください。
1. 薬学生の就活、全体像は「5年生」が勝負!
結論から言うと、薬学生の就活は「5年生の4月」から本格始動し、「6年生の夏」までに終わらせるのが理想的なモデルケースです。
なぜなら、6年生の後半は卒業試験と国家試験対策で文字通り「寝る間も惜しむ」生活になるからです。勉強に集中するためには、就活を効率よく終わらせておく必要があると言えます。
そのためにも、まずは大きな流れを把握しましょう。
※東京の薬学生就活スケジュール・大阪の薬学生就活スケジュール・その他エリアでは、若干薬学生就活スケジュールは違うケースがあります。
薬学生就活年間スケジュールイメージ表

2. 業種によって内定獲得の時期が違うので注意!
薬学生の就活で最も注意すべきは、志望する業種によって選考時期がバラバラだということです。
① ドラッグストア(DS):とにかく早い
ドラッグストアは、全業種の中で最も動きが早いです。
5年生の夏インターンからそのまま「早期選考」に進むケースが多く、5年生の冬(12月頃)には内定が出ることも珍しくありません。
「国試勉強に早く集中したい」という理由で、まずはDSの内定を一つ確保しておく人もいます。
② 調剤薬局(大手・中小):5年生の冬〜6年生の春
大手チェーンの調剤薬局はDSと似た動きをしますが、中小薬局は6年生の春以降も柔軟に対応してくれることが多いです。
ただし、人気の地域などは枠がすぐに埋まってしまうため、5年生のうちに目星をつけておくのが鉄則です。
③ 病院:6年生の春〜夏がメイン
病院は公的な機関も多いため、民間企業より選考が遅い傾向にあります。
5年生の3月〜6年生の7月頃に試験が行われることが多く、民間企業の内定を保持したまま病院に挑戦する人がほとんどです。筆記試験(専門知識)の対策も必要なため、最もハードなスケジュールになります。
④ 企業(MR・研究・開発など):5年生の冬〜
企業や業種によって異なりますが、一般的に倍率が非常に高く、選考プロセスも多段階です。Webテストやグループディスカッション対策を5年生の秋までに仕上げておく必要があります。
研究・開発・品質管理・学術など職種は多岐にわたりますが、それぞれの分野で求められるスキルも変わります。企業への就職を目指す場合は、事前リサーチや自己分析を綿密に行っておく必要があると言えます。
3. 【時期別】やるべきことリスト
ここからは、時期ごとのより具体的なプランを解説します。

■ 5年生 春(4月〜6月):準備期間
この時期に「自己分析・業界分析」を終わらせておくと、後がぐっと楽になります。
「自分はなぜ薬剤師になりたいのか?」「どのように患者様のお役にたちたいのか?」を言語化できるようにしておきましょう。
インターンシップにエントリーしておくのもお勧めですよ。
■ 5年生 夏〜秋(7月〜11月):実習と薬学生就活の両立
実習中は忙しいですが、実際の企業を見学できる貴重な時間でもあります。このチャンスを逃さないようにしましょう。
「この薬局でキャリアを積むとどのような道が開けるか?」「指導薬剤師の働き方は理想に近いか?」「管理薬剤師のその先は?」などをメモしておくと、キャリアプランにも深みが出ます。
■ 5年生 冬(12月〜2月):面接や本選考開始
多くの企業が早期選考の結果を出し始めます。
可能であれば、第一志望以外の選考も受けてみるのがおすすめです。
複数の企業の選考を受けておくことで、「やっぱりここがいい」と気持ちが固まることもありますし、「思いがけずいいご縁がつながった」ということもあります。
■ 6年生 春(3月〜5月):ラストスパート
病院の本選考のピークです。また、一般企業(製薬など)の本選考もこの時期に集中します。
調剤薬局やドラッグストアも対応してくれる可能性があるので、最後まで諦めずに頑張りましょう。
この時期までに就活を終わらせていたら安心して国家試験の勉強に集中できます。
4. インターンシップは積極的に参加することをおすすめ!
5年生の夏~冬ごろに、インターンシップが行われます。
インターンシップは強制参加ではありませんし、全ての企業が開催しているわけではありません。ですが、気になる企業がインターンを行っている場合、可能な限り参加することをお勧めします。
インターンとは就業体験のようなものです。薬局や病院、企業などで就業体験することで自分の進みたい道が明確に定まります。
実習で忙しい時期ではありますが積極的に参加しましょう。プラザ薬局もインターンシップを毎年行っていますので、気軽にお問い合わせくださいね。
5. プラザの先輩たちのリアルな声
ここまで読んで「スケジュールは分かったけど、何を優先したらいいのか分からない」「自分の選択が正しいか不安」と悩んでいる人もいるかもしれません。
そんな人のために、就活を乗り越えた先輩たちのリアルな声を集めました。

①「インターンシップに参加しておけばよかった」
希望した企業がインターンシップに参加した学生を優先で採用し、自分が応募した時にはすでに枠が埋まっていました。インターンシップは必須じゃないからこそ、積極的に参加した方がいいと思います!
②「合同企業説明会をうまく活用しよう」
就活で大事なのはとにかくリサーチをすること。複数の企業の話を一度に聞けるのはすごく効率がいいし、自分の選択肢が広がるのでお勧めです。
③ 「給与だけでなく、教育体制や環境もしっかり確認」
薬学生の時はとにかく給料が高ければいいと思っていましたが、配属された店舗が忙しすぎて質問一つするのも気を遣いました。1年目は大きく成長を求められる時期だからこそ、教育の環境が整っている会社を選んでください。
④「事前説明だけを鵜呑みにしない事」
ここだけの話、「入社前の話と入社後の環境が全然違う!」ということがありました。入社前に全部を知るのは難しいですが、なるべくたくさんの現場を見て、比較材料を作っておくといいと思います。
まとめ:納得のいく就活をするためには、早めに準備を始めましょう!
普段から実習やテストで何かと忙しい薬学生。就活がうまくいかないと、余計なストレスを抱え込み、勉強に支障が出る可能性があります。
スケジュールを先回りして動くことで、心に余裕が生まれます。
それに何より、「就活失敗した」と後悔する原因は「自分の価値観が明確になっていなかった」「職場の雰囲気が自分の想像と違っていた」など、事前準備である程度防げるものも多くあります。
何も準備せずに漠然と見学に行くのと、「ここを気にして見てみよう」「ここを確認しよう」とあらかじめ準備してから行くとのとでは、得られる情報の密度も変わります。
後悔のない就活をするためにも、準備をしっかりと行っておきましょう。
プラザ薬局も随時、採用情報を更新しています。こちらからぜひ確認してみてくださいね。